こんにちは、あきパパ(@akipapa_fire)です。
FIRE目指してインデックス投資と高配当株投資の二刀流で資産形成しています。
インデックス投資の出口戦略の一つとして、インデックス投資で資産が育ってから高配当株投資に乗り換えてインカムを得る、という手法があります。
この手法についてネット、SNSを見るとどちらかというと否定的な意見のほうが多いように感じます。
私もいろんな方法を考えましたが、完全に否定するわけではないもののどちらかといえばなしだと思っています。
※投資判断は自己責任でお願いします!
否定する理由:求められるスキルが異なるから
インデックス投資から高配当株投資への乗り換えに対する否定的な意見の理由として多いのが
・インデックス投資と高配当株投資で求められるスキルが異なるから
というものです。
これには私も同意見で、インデックス投資一本でやってきた人がいきなり全力で高配当株に乗り換えるというのであればやめたほうがいいと思います。
投資家のスキルやマインドは長年の運用によって少しずつ醸成されていくものだと思うからです。
私も投資を始めたばかりのころは失敗ばかりで資産もあまり増えませんでした。
しかし、この最初の頃の失敗があるからこそ今の投資スタイルや投資マインドに辿り着いたとも言えるのです。
短期売買で買ったり負けたりを繰り返し、時間を無駄にしてきました。
投資をしても資産がなかなか増えない。少しずつでもいいから着実に資産を増やせないものか。
そう思った私は「どうすれば負けない投資ができるか」を考えました。
そして、
配当金を出す株を買って長期でもっていれば、多少株価が下がったとしても配当金を受け取っている分負ける確率も低いのでは?
という考えに至り、現状の高配当株投資を継続しています。
資産形成初期の資産が少ない時期での失敗は人生の投資期間トータルで見れば大したことはありません。むしろ、失敗で色々学べた経験が後々活きてくるとすら感じます。
しかし、経験がない状態でいきなり新しい投資手法を多額の金額で運用し、失敗してしまった場合は一つの失敗が与える人生への影響も大きなものになってしまいます。
セーブ禁止、やり直し不可の人生では、レベル1の状態でいきなり魔王に挑むような無謀な行為は避けたいものです。
それでも配当金がほしいなら
二刀流で高配当株の運用スキルもつけてみる
もし、
「俺は資産形成期に効率の悪い高配当株なんて1ミリも買うつもりはない!インデックス投資一択だ!」
というインデックス投資全力マンでなければ、高配当株投資を少しやってみるのもよいかもしれません。
高配当株や、配当の出るETFを少しずつ買っていくのです。
レベルを資産額に応じて適正値に上げていくということです。
まずはスライムを倒してレベル上げしましょう!
私はこのスタイルで、インデックス投資で効率的に資産額を伸ばしつつ、高配当株投資でインカムも確保しています。
チャリンチャリンと振り込まれる配当金は嬉しく、また、基本的に毎年右肩上がりで配当額が増えていっているので投資を続けるモチベーション(これ大事)にもなっています。
個別株投資や高配当株の知識も併せてつけることができるので、将来インデックス投資で増えた資産を高配当株に乗り換えする敷居も下がるかと思います。
後から高配当株投資に乗り換えるならば
「私はこれまでインデックス投資を信じて資産を形成してきた。インデックス投資から高配当株投資への乗り換えのリスクも承知している。それでもインカムがほしいんだ!」
そういった方には以下のようなやり方はいかがでしょうか。
(※投資判断は自己責任でお願いいたします)
高配当投資信託、ETFを買う
最近では良さげな高配当系の投資信託や、ETFも増えてきました。それらに乗り換えてみるのはどうでしょうか。
高配当株のパッケージになった投資信託や、ETFなどを買えば、そこまで個別銘柄について調べずとも高配当株投資が成り立ちます。
ただし、こちらも商品を選ぶ際はどのような基準で銘柄が組み込まれているか、等はしっかり下調べが必要ですね。
個別株投資と比較すれば個別銘柄を常にウォッチする必要性は薄いと思います。
インデックス投資で買ってきた商品と同じ指数に連動するETFに乗り換える
インデックス投資で買ってきた投資信託の配当あり版、つまりETFに乗り換えるというのはどうでしょうか。
S&P 500 であればVOOに乗り換える、ということです。
運用する指数は変わらないので運用スキルという点では高配当の個別株を買うよりはハードルが低いのではないでしょうか。
ただし、あまり「高配当」とは呼べない利回りかもしれません。
また、インデックス投資で増えた資産を売却する場合、NISAなどの非課税口座でなければ売却益に対する税金が発生します。
税金は基本的に繰延たほうが得ですので、こういった点でも乗り換えは「非効率」だと言えそうです。
結論:効率を考えれば乗り換えは「なし」
結論としては、効率を最重視するのであれば、インデックス投資から高配当株への乗り換えはするべきではないと私は思います。
一度売却して別の商品を買う、という時点で売却益に対する税金が発生し、「非効率」であるためです。
インデックス投資で重要になるのは「淡々と投資を続けるマインド」だと思っているので、長年インデックス投資で資産を築いてきた、「投資マインドが醸成されている方」が後からわざわざ高配当株にする必要はないかな、と思いました。
ただ、「資産の取り崩し」に対しては未経験になるかと思いますので、そういった意味で配当系の投資に切り替えることについては完全な否定はできないですね。
投資手法において、「自分が精神的に安定できるか?」っていうのは大前提にあるべきだと思いますので・・・。
私がインデックス投資が最適解という理解をしつつも高配当株投資もやっているのは、この精神的な安定によるところが大きいです。