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【高配当銘柄紹介】(2503) キリンホールディングスを分析してみた【決算資料分析】

こんにちは、あきパパ(@akipapa_fire)です。
FIRE目指して高配当株投資をしています。

 

保有銘柄の現状分析も兼ねて、私の保有する高配当銘柄を紹介します。

 

今回紹介するのは「(2503)キリンホールディングス」です。

 

国内ビール製造大手で知らない人はいない企業ですね

 

直近の2024年度の決算資料をみながら、キリンホールディングスの

  • 事業
  • 配当方針
  • 成長戦略

などを考察していきたいと思います。

※投資判断は自己責任でお願いします

キリンホールディングスの配当利回り

キリンホールディングスの配当は1株あたり71円。来期2025年度の予想は3円増配して74円となっています。

 

配当利回りは記事執筆時点の株価で3.67%です。そこそこの高配当株ですね。

 

2025年~2027年の配当方針は累進配当

 

引用:キリンホールディングス 2027年に向けた計画より

 

キリンホールディングは2024年度の決算でDOE5%を以上を目安とした累進配当を打ち出しています。

 

ちなみにDOEとは株主資本に対して企業がどの程度利益配分を行うかの比率です。利益に対する比率を示す「配当性向」よりもブレが少ないので、株主としてはDOEの指標で配当を語ってもらったほうが安心感があります。

 

キリンホールディングスはもともと長年減配することなく配当を出し続けており、株主還元意識も非常に高い企業です。

引用:キリンホールディングス公式HPより 配当推移
過去も長年累進配当となっている

 

酒類・飲料といった安定事業が基盤となっており、不況時でもしっかりと配当を出すことができる企業だと感じます。

 

キリンホールディングスの株主優待

キリンホールディングスは株主優待を実施しています。

現在は投資期間に従い、内容がグレードアップする方式になっています。詳細は公式HPをご覧ください。

 

www.kirinholdings.com

 

ちなみに去年私がもらった優待は1000円相当で以下のような内容でした。

f:id:kosodate-fire:20250220172341j:image

  • 一番搾り2本
  • スプリングバレー2本

 

スプリングバレーは手軽な価格帯でクラフトビールが飲めるので、私も普段よく買っている商品です

 

キリンホールディングスの業績

2024年度決算は増収・減益

引用:キリンホールディングス 2024年度決算説明資料より

記事執筆時点の直近の決算である2024年度の決算内容としては、増収・減益となっています。

 

増収要因は

  • 飲料事業で海外子会社のCoke Northeastの業績が良かったこと
  • ヘルスサイエンス事業で2023年に買収した豪州子会社のBlackmoresの売上を、今年度は通年で取り込んだため

とのこと。

 

一方の減益要因ですが、

  • FANCLの段階取得差損
  • 協和発酵バイオのアミノ酸事業売却による損益等
  • 海外ビール事業(おそらくインド)を行う持分法適用会社の減損損失

とあり、うまくいかなかった事業の売却損や減損処理が中心となっています。

 

事業利益自体は一応、増加していますね。

キリンホールディングスの事業内容

キリンホールディングスは大きく分けて、

  • 酒類事業
  • 飲料事業
  • 医薬事業
  • ヘルスサイエンス事業

の4つの事業を持っています。

 

キリンといえば、ビールや飲料というイメージが強いかと思いますが実はそれだけじゃないんです。

 

2024年度決算の利益構成でみると、

  • 酒類事業:1240億円
  • 飲料事業:640億円
  • 医薬事業:919億円
  • ヘルスサイエンス事業:△109億円

なので、医薬事業は現在二番目の稼ぎ頭になっています。

 

医薬事業が占める割合が意外と高いですね

 

酒類事業

引用:キリンホールディングス 2024年度決算説明資料より

キリンといったらやっぱりビールですよね。

酒類事業はキリンビール、Lion、FourRosesの3社で主に構成されています。

 

Lionはキリンホールディングスが買収したオーストラリアの会社です。豪州を中心に北米にも売上があります。

 

FourRosesは同じくキリンホールディングスが買収したバーボンなどのウィスキーを販売しているアメリカの企業です。

 

2024年度は国内キリンビールは価格改定などで増収・増益と好調とのこと。

一方で海外はLionが伸び悩んでいるようですね。

 

ちなみに豪州ビールはアサヒも参入していますね。

nichigopress.jp

 

飲料事業

引用:キリンホールディングス 2024年度決算説明資料より

国内はキリンビバレッジ、海外(北米)はCoke Northeastがあります。

キリンといえばビール以外の飲料もありますね。

  • 生茶
  • 午後の紅茶

などが主なブランドですね。あとはキリンレモンとかですかね。

 

生茶はお茶なのに甘味があり、僕は結構好きです。

 

Coke Northeastはアメリカ北東部に拠点を置くコカ・コーラのボトラーです。

ボトラーとは飲料メーカーから原料(濃縮原液)を仕入れて最終商品にして販売する企業のことです。フランチャイズの一つみたいです。

 

2024年度は価格改定効果などにより増収・増益でキリンビバレッジもCoke Northeastも好調そうです。

 

キリンビバレッジは今後は収益性の高いヘルスサイエンス飲料に注力するようですね。「プラズマ乳酸菌」とかがキーワードですかね。これが後述のヘルスサイエンス事業と繋がってくるわけですね。

 

キリンは酒類・飲料事業については海外の会社を結構M&Aしていますね。人口の増えない日本では売上はこれ以上は頭打ちでしょうから、海外展開が主な戦略になっているのでしょう。

 

医薬事業

引用:キリンホールディングス 2024年度決算説明資料より

医薬事業は子会社の協和キリンによる医薬品開発・販売になります。

主力製品は

  • 骨の希少疾患薬「クリースビータ」
  • 抗がん剤「ポテリジオ」

などです。

 

会社予想では来期2025年度はだいぶ減益する予想のようです。これは2025年度は将来成長のために積極的な投資をする計画だからとのことです。

引用:キリンホールディングス 2027年に向けた計画より

「有望パイプラインのrocatinlimabを2025年-2026年にアトピー性皮膚炎を対象に米国承認を目指す」ということなので頑張ってほしいですね。

 

ヘルスサイエンス事業

引用:キリンホールディングス 2024年度決算説明資料より

ヘルスサイエンス事業では健康食品、サプリメントなどの販売を手掛けます。

 

決算資料を見ると現在利益は出ていませんが、キリンホールディングスの第4の柱事業に成長させようと注力している段階でしょうか。

 

近年の「健康意識の高まり」は酒類や清涼飲料にとっては逆風になります。そこを逆手にとって「プラズマ乳酸菌」などをはじめとした健康食品・サプリメントなどに注力していこうということでしょうか。面白いですね。

 

尚、2024年度は協和発酵バイオのアミノ酸事業の売却により約290億円の売却損を計上しており、足を引っ張りました。

 

来期はヘルスサイエンス事業全体での黒字化を目指しているようなので今回の構造改革を活かして頑張ってほしいですね。

 

www.nikkei.com

キリンホールディングスの成長戦略

ヘルスサイエンス事業に注力

引用:キリンホールディングス 2027年に向けた計画より

「2027年に向けた計画」によるとキリンホールディングスの成長戦略としては、

  • 酒類・飲料・医薬事業などの既存事業は安定成長をさせつつ
  • まだ利益の出ていないヘルスサイエンス事業の収益化に注力する

という方針のようです。

既存の安定事業で足場を固めつつ、ヘルスサイエンス事業に注力し、新たな柱として収益化を目指すということでしょう。

 

今後はこのヘルスサイエンス事業の利益成長に注目していきたいですね。

 

所感:ディフェンシブ銘柄として一考の価値あり。優待のビールも美味い

キリンホールディングスは最初はビールの優待ほしさになんとなく保有していた銘柄です。


しかし、調べてみるとビールから始まり、飲料、医薬品、サプリメントなど事業を広げて行っており思っていたよりすごい企業でした。


株主還元の意識も強く、事業内容はいずれも景気影響を受けにくいディフェンシブなものばかり。

安定的に配当を貰いたい。ビールも大好き!

っていう私のような人間にはぴったりの銘柄じゃないかと思います。

 

安くなってきたら買い増しも検討したいですね。

 

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