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【初心者向け】失敗しない高配当株の銘柄選びのやり方|おすすめ銘柄も紹介

こんにちは、あきパパ(@akipapa_fire)です。

FIREを目指して高配当株への長期投資を実践しています。

 

高配当株投資で重要なのが「銘柄の選定」ですよね。

高配当株投資では、安定して配当を出し続けてくる企業、増配が見込める企業をうまく選べれば半永久的に配当を受け取り続けることができます。

 

また、増配が発表された企業は基本的に株価も上がるため、配当によるインカムだけでなく、株価の値上がりによる資産額の増加も同時に狙うことができます。

 

しかし一方で、減配してしまうような銘柄を掴んでしまうと配当額の減少だけでなく、株価の下落によるダブルパンチで資産を減らしてしまいます。

 

今回は高配当株に6年間投資してきた私が「長期投資を前提とした高配当株の選び方」を実際に投資してきた中での過去の失敗経験なども交えながら詳しく解説していきたいと思います。

高配当株投資を始めたいんだけど、どんな銘柄に投資すればいいの?

 

なるべく減配を避けるにはどんなことに気をつけて銘柄を選べばいいのかな?

 

こういった疑問に答えていきます!

※投資判断は自己責任でお願いします

 

 

 

ルールその1.定番銘柄に投資せよ!

失敗しない高配当銘柄選びのルールその1は「定番銘柄に投資せよ!」です。

 

先輩投資家達のコバンザメになろう!

具体的な定義があるわけではありませんが、高配当株には鉄板となるような定番銘柄があります。多くの先輩投資家たちが投資している、人気のある銘柄達です。

 

長年、高配当株投資をしながら個人ブログやSNSなどを見ていると、多くの高配当株投資家たちが保有している銘柄が分かってきます。

 

いくつか具体例を挙げるとするならば、

  • 三菱商事
  • オリックス
  • 日本電信電話
  • 三菱UFJ

などでしょうか。


多くの先輩投資家たちが吟味して選び抜かれた銘柄たちです。
投資すべき銘柄か否かはそれぞれの投資家でいろいろと基準があるものですが、多くの投資家が投資しているということはそれだけ多くの視点からの投資基準をクリアしているということでもあります。

 

このような銘柄は投資初心者が改めて調べるまでもなく、減配する可能性が低い、優良な銘柄であることが多いです。また、ネット上に出回っている情報も多いです。


こういった銘柄に投資しましょう。

 

高配当株投資で生き残りたいならばコバンザメのように狡猾になりましょう

 

お宝銘柄を探すな!個性を出すな!

個別株投資をするならば、まだみんなが知らないような「お宝銘柄」を自分で見つけたいですよね。

 

その気持ち、わかる、わかります。

 

わしも昔はそうじゃった。
自分だけの高配当お宝銘柄を見つけたい。
株価爆上げさせてドヤりたい。

 

そんなよこしまなことを考えながらあきパパが投資した非定番銘柄たち。

 

どうなったか?

 

 

 

 

 

だいたい損切りor含み損です🙈

〜悲しきかなあきパパの損銘柄たちの具体例〜

  • 日本軽金属HD:減配により含み損
  • AREホールディングス:減配予想により含み損
  • 三協フロンテア:不祥事が出たタイミングで売却。数千円の利益を得る。尚、その後の株価は堅調😭

 

定番銘柄群に比べ、明らかにパフォーマンスが悪かったです。

いいですか?あきパパ2号になってはいけませんよ?

 

初心者がいきなり情報の少ない銘柄に投資するのは危険極まりないです。

高配当株は業績が低迷している不人気株であるために株価が下落し、高配当になっている銘柄も多いです。

そういった銘柄は購入してからすぐに減配発表することも珍しくありません。

 

このような罠銘柄を避けるためにも初心者のうちはなるべく定番の銘柄に投資するのが無難です。

 

高配当株への長期投資はどちらかと言えば再現性の高い、堅実な投資になります。そんな投資手法を選んでおきながらあえて冒険するのはナンセンスです。

 

どうしても自分だけのお宝銘柄を発掘したい人は、ある程度投資に慣れてきて決算書や各種指標を読み込めるようになってから「これは冒険だ!」と割り切って投資することをおすすめします。

 

ルールその2.タコ足配当を避けよ!

失敗しない高配当銘柄選びのルールその2は「タコ足配当を避けよ!」です。

 

優良企業でもタコ足配当は危険。配当性向をチェックせよ

タコ足配当というのは、配当性向が100%以上になっている状態を指します。

これは、その期に稼いだ利益の全てを配当に費やしている状態です。あるいは赤字にもかかわらず配当を出しているケースです。100%を超えた分は、基本的には企業が溜め込んでいる資金を吐き出すことになります。

 

これはいわば、配当の原資を稼げていないにもかかわらず「無理して配当を出している状態」

と言えます。

 

このような状態が続くのは企業として健全な状態ではありません。

 

株式投資にとって決算や各種指標は「健康診のようなもの」と揶揄されることがありますが、「タコ足配当」は体調を崩している企業、特に頻繁にタコ足配当になっている企業は厳しい言い方をすれば病気の状態にある企業であると私は考えています。

 

あなたが「将来とても美味しい果実のなる木の苗」を買うとしましょう。わざわざ調子の悪そうな、しなしなの苗を選びますか?元気の良さそうな、ツヤのあるやつを選びますよね?

 

株主還元に積極的な企業であってもこのルールは重要です。

キヤノンを例にとってみましょう。

キヤノンは以前、30期超も非減配を継続していた非常に株主還元意識の厚い企業です。業績悪化により2019年度は非減配を維持したものの、配当性向は100%を超えるタコ足配当となっていました。

そして2020年12月期も業績予想はタコ足配当となっていましたが、ついに大幅な減配を発表しました。

株主還元に厚い企業でも、ない袖は振れないのです。

ちなみに2025年現在のところ、キャノンの業績は回復しています

 

もちろん企業によっては株主還元を優先し、一時的な損失計上によってある年だけ配当性向100%以上になっているものの、その後は利益が出て配当性向も落ち着く見込みのある企業もあります。M&Aによる買収費用により一時的かつ戦略的に費用が発生して配当性向が上がっている企業とかもありますね。

 

ただ、投資初心者の方がこれを判断するのは少しハードルが高いかと思います。

 

なので機械的に過去3年間の配当性向をチェックし、

  • 配当性向が100を超えている銘柄は避ける
  • 特に、今年度予想含めて2回以上配当性向が100を超えている企業には投資しない

というのがなるべく労力を使わずに減配を避けて資産を守るために有効かと思います。

 

配当性向はIR BANKやSBI証券のアプリなどでも確認できます

 

おまけ:あきパパが投資しているタコ足配当銘柄

実は私が現在投資している高配当株の中にもタコ足配当の銘柄があります。

 

アステラス製薬です。

 

アステラス製薬は投資している人が多く、前述した定番銘柄にも当てはまりますが、一方で2023年度〜2025年度(予)にかけてタコ足配当を連発しており、非常に危険な香りする企業になっております。

利益・資金を吐き出し続けている状況ですね・・・

 

当時、他の高配当株が値上がりして利回りが下がっている中、高い利回りだったことが魅力でした。減配のリスクは結構あると思っています。

 

吉とでるか、凶とでるか。ちょっと「実験」のような投資になってしまいました。

 

同社の状況はかなり厳しいと認識していますが、もし減配が発表されれば「タコ足配当を避けろ!」のルールは私の中でより強いものになるでしょう。

 

▼アステラス製薬の紹介記事はこちら

akipapa-fire.com

 

 

ルールその3.株主還元に積極的な企業に投資せよ!

失敗しない高配当銘柄選びのルールその3は「株主還元に積極的な企業に投資せよ!」です。

2種類の配当方針

私は、配当を出している企業には2種類のタイプの企業があると考えます。

  1. 業績に連動して配当を増減させる企業(業績連動型)
  2. 業績が悪い時もなるべく減配せずに株主還元を重視する企業(安定配当型)
業績連動型

業績連動型の企業は配当方針を「配当性向●●%を目安とする」などに定めている企業です。業績が良ければその分配当を多く支払いますが、業績が悪い年は少なめの配当になりますので減配することも多いです。

業績連動型の企業の一例としては

  • 日本郵船・・・業績の見通し等を総合的に勘案し、利益配分を決定(配当性向30%以上目安、一株あたり100円を下限とする。)
  • 日本軽金属HD・・中長期的な視点から連結業績等を総合的に勘案し、配当を実施(総還元性向30%以上基準)
  • 日本製鉄・・業績に応じた利益の配分を基本とする(配当性向30%程度を目安)

※2025/3/4での情報です

 

安定配当型

安定配当型の企業は配当方針を「安定的に配当を出す」等、株主還元を第一に考えるようなワードが入っており、なるべく減配をしないような姿勢の企業です。

特に、配当方針に累進配当を公言しているような企業は株主還元に積極的な企業と言えます。累進配当とは最低でも前年度と同じ額の配当を出すという意味です。つまり、「減配はしません」と公言している企業になります。

 

安定配当型(累進配当を公言している)企業の一例としては

  • 三菱商事・・・中期経営計画で2024年度までは累進配当としていた。次回の2027年度までの中期経営計画でも累進配当の宣言が継続されるか注目。
  • 三井住友FG・・累進的配当方針。
  • キリンHD・・・2025年度以降はDOE5%以上を目安とし、原則累進配当とする。

※2025/3/4での情報です

 

累進配当企業に投資しよう!

減配のリスクを減らすならば2の安定配当型の企業、とりわけ累進配当を公言しているような企業に投資するのがベターです。

 

配当方針については各企業の公式サイトのIRや、決算資料に記載されていることが多いです。調べる際は「企業名 配当方針」などのキーワードで検索エンジンで検索してみると良いでしょう。

 

昨今、このような累進配当を配当方針とする企業は増えてきています。

 

まとめ:おすすめの高配当株のリスト

さて、失敗しない高配当株の選び方のルールをまとめましょう。

  1. 多くの先輩投資家が投資している定番銘柄
  2. 今年度予想含め過去3年間で2回以上タコ足配当(配当性向100%以上)でないこと
  3. 安定配当型の企業(特に累進配当を宣言している企業)

この3つのルールを全て満たす銘柄を失敗(減配)を避ける優良銘柄と判断します

 

最後に、前述のルールに則った、私がおすすめする高配当銘柄を10個紹介します。

定番銘柄なので高配当株投資を長年やってきている方にとっては目新しさはないかもしれませんが、これから高配当株投資を始めようという方や、始めてまだ間もない方の参考になれば幸いです。

※投資判断は自己責任です

おすすめの高配当株
利回りは2025/3/4時点



次回は投資タイミングについても説明していければと思います

 

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