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【高配当株】(4503) アステラス製薬2024年度本決算分析まとめ【増配】

こんにちは、あきパパ(@akipapa_fire)です。
FIRE目指して高配当株投資をしています。

 

今回は高配当株で人気のアステラス製薬2024年度本決算が発表されましたので内容を確認していきたいと思います。

 

私も200株保有しています。絶賛含み損です・・・。

 

決算資料は専門用語なども多く、慣れていない一般の方が読むのは難しいかと思いますが、

本記事ではアステラス製薬の決算資料を

  • 要点をかいつまんで
  • 用語などの説明も入れながら
  • あきパパの個人的な感想も含めて

解説していきますので、今回も一緒にアステラス製薬の決算を追っていきましょう!

 

私も勉強中の身ではありますがよろしくお願いします

 

▼私の高配当株運用状況はこちら

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※投資判断は自己責任でお願いします

 

2024年度は前期比で増収増益。アイザーヴェイなどの無形資産減損響くも黒字死守

引用:アステラス製薬 2024年度決算説明資料より

 

アステラス製薬の2024年度本決算は

  • 売上高:19,123億円
  • コア営業利益:3,924億円
  • フルベース営業利益:410億円

となりました。

 

前回3Qの決算時ではフルベースで-225億円の赤字でしたが4Qで黒字に浮上しました。

 

3Q決算時にアイザーヴェイをはじめとする無形資産の減損処理で利益を大きく失いましたが、その後は特に大きなネガティブサプライズはありませんでしたね。

 

アイザーヴェイが欧州で販売承認が降りなかったってやつね

 

そうです。前回のアイザーヴェイの減損処理で一旦悪材料が出尽くしたことを願います

 

■減損とは■
収益性の低下などで当初目論んでいた資産価値を下回ると判断した際に、資産の帳簿価額を回収可能な収益額まで減額させる会計処理のことです。

製薬会社では無形資産として開発中の薬品や、薬品を販売する権利などが含まれます。臨床試験の失敗で開発が中止になったり、今回のアイザーヴェイのように販売承認が降りないなどがあると、「将来の収益性が下がった」として減損処理が発生し、利益を圧迫してしまいます。
 

製薬会社にはこの減損がつきまとうんですよね・・・

 

また、3Q決算時は通期業績見通しはフルベースで110億円の利益予想でしたが、結果は410億円と予想よりも多く利益が上がる結果となりましたね。

 

▼前回3Q決算時の記事はこちら

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重点戦略製品の状況

アステラス製薬は以下の製品群を現在主力のイクスタンジに代わる重点戦略製品として位置付けています。

  • パドセブ
  • アイザーヴェイ
  • ベオーザ
  • ビロイ
  • ゾスパタ

前立腺がん治療薬のイクタンジだけで今期売上9000億円超という超主力製品なのですが、今後LOE(独占販売期間満了)により売上の減少が確実視されています

 

このイクスタンジ特許切れ問題もアステラス製薬の株価がなかなか上がってこない要因と言えますね。

 

それを補って尚成長していくためにアステラス製薬が力を入れている製品が重点戦略製品ってわけ

 

ちなみにピーク時の売上予想も出してくれており、下記となっています。

引用:アステラス製薬 2024年度決算説明資料より

 

パドセブとアイザーヴェイが順調に成長すればイクスタンジの売上をカバーできそうではありますね。

 

アイザーヴェイは着実成長

アイザーヴェイは米アイベリック・バイオを巨額買収したことで得た地図状萎縮を伴う加齢黄斑変性の治療薬です。

 

前述したように欧州での販売が困難となり、これ以上失敗の許されないアイザーヴェイ。主要市場である米国では着実にその地位を築きつつあるようですね。

 

特に「ラベル改訂承認後に上昇トレンドの傾向が見られる」とのこと。2月のラベル改訂承認によりこれまで1年間の連続投与期限が設けられていましたが、1年を超えて投与を続けることができるようになりました。

 

これにより、「1年間連続投与し、その後投与をやめていた」という患者さんが投与を再開した、というのもありそうですね。

 

やっと、「いい知らせ」というほどでもないかもしれませんが、悪くない話を聞けてほっとしました。

 

 

来季予想は増収増益。配当は4円増配の78円を予定。

引用:アステラス製薬 2024年度決算説明資料より

2025年度通期の業績予想は

  • 売上高:19,300億円(前期比+1%)
  • コア営業利益:4,100億円(前期比+5%)
  • フルベース営業利益:1,600億円

とのことです。

減損リスクなどのその他費用は1100億円を織り込んでいるということみたいです。前期その他費用の実績は2358億円でしたので、それと比較すると少ないですね。

 

アイザーヴェイで結構減損出し尽くしたのでこれ以上出るものも少ないって感じですかね?

 

なんにせよ計画を超える減損がないことを祈ります・・・

 

配当は4円増配78円。このあたりの株主還元意識は流石というか、意地を感じますね。

 

しかし配当性向は2022年度、2023年度、2024年度と度々100%を超える「タコ足配当」となっており、その年の稼ぎ以上に無理して配当還元している状態になっています。

 

アステラス製薬の場合は償却費など、計画内の費用による利益圧迫も一因にありますので一概には言えませんが、タコ足配当は健全な状態ではなく、将来減配となる可能性も十分にあると私は考えています。

 

▼タコ足配当の危険性についてはこちら。

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今後、アステラス製薬がしっかりと利益を会社に残していけるのかを見極めなければなりませんね。

 

2025年度としては「減損がどれくらいでるのか」っていうのがやはり気がかりです。

 

重点戦略製品は2025年度はゆるやかな成長を見込む

引用:アステラス製薬 2024年度決算説明資料より

 

重点戦略製品については2024年度と比べ、緩やかな成長となりそうです。

 

パドセブは米国外での成長を見込む

引用:アステラス製薬 2024年度決算説明資料より

パドセブは主要市場の米国で既にある程度のシェアをとっていますので日本、中国の伸びを見込んでいるようです。

 

それでも金額自体は大きいので、全体としての増益への貢献度は比較的高そうですね。

 

アイザーヴェイは利益貢献フェーズへ

引用:アステラス製薬 2024年度決算説明資料より

アイザーヴェイについては無形資産償却処理を実施していますが、2025年度はアイザーヴェイの収益が償却費の規模に近づき、本格的に利益に貢献するフェーズに入りそうです。

 

 

所感:新たな減損はなくまずは安心

ひとまず、新たな減損などのネガティブサプライズはなくほっとしました。

 

ここのところ減損からの下方修正、株価下落のセットが頻発していたからね・・・

 

今期も増配を予定しているということで株主還元姿勢には感服ですね。

 

配当性向を見て「大丈夫か?」とは思いますけども・・・

 

あと気になるのは現在の重点戦略品の後継となる新薬開発のパイプライン。販売承認が近いフェーズとなるⅢ相に新薬はない状態が続いています。

 

パドセブやアイザーヴェイもいずれはLOEを迎えますのでそのさらに後継というところでは目処が立っていません。

 

こちらも今後要注視していきたいと思います。

 

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