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【要注意】銀行員の新NISA勧誘は危険?銀行での投資で気を付けるべきこと

こんにちは、あきパパです。

新NISAがいよいよ始まりましたが、

「銀行員に勧められるがまま、新NISA口座を開設し、銀行員の勧める商品を購入してしまったが大丈夫だろうか?」

といった悩みをSNSなどで目にします。

特に、「親世代が銀行で証券口座を開設した」というのはリアルでもよく聞く話です。

そこで今日は銀行を利用した投資で気を付けるべき点をまとめてみました。

ちなみに僕は親が手数料の高い保険に加入させられて以来、銀行員さんは警戒対象です

■この記事はこんな人にオススメ■
・銀行で新NISA口座を開設して投資を始めた人
・親が銀行員に勧められて新NISA口座を開設した人

銀行での投資で気を付けるべきこと

結論:

 低コストのインデックスファンドに投資せよ!

実績のある米国or全世界株式がおすすめです

銀行員の言うがままによくわからない商品を買ってはダメ!ダメ!です。

もし、銀行員の言うがままのお薦めされた商品を買っています!という方がいたら購入している商品を一度見直してほしいです。

アクティブファンドはオススメしません

投資信託にはアクティブファンドとインデックスファンドがあります。

インデックスファンドはS&P500やTOPIXなどの指数への連動を目指す投資信託です。

それに対し、アクティブファンドは指数を上回るパフォーマンスを目指した投資信託です。

銀行員の人から

「成長投資枠はちょっと攻めて新興国のアクティブファンドとかおすすめです!」

みたいな感じでアクティブファンドを薦められることがあるかもしれません。

しかし、私は基本的にアクティブファンドはおすすめしません

アクティブファンドはプロが銘柄を分析して運用しているため運用コストが高いです。

銀行も商売ですから手数料の高い商品を買わせようとする傾向があります。

銀行はネット証券と異なり、店舗があり人件費もかかるのでその分のコストを回収する必要があるのです。

特に成長投資枠は対象商品が多いので要注意です。

そして、残念ながら多くのアクティブファンドはインデックスファンドの成績に劣後しています。

高い手数料払ってプロが運用してるのに負けるんかーい!!

この事実を理解した上で、
「いや、俺はこのアクティブファンドに賭けるんだ・・・!」
という方は良いのですが、訳もわからず手数料の高いアクティブファンドに投資するのは問題です。

↓以下、参考までにダイヤモンド・オンラインさんの記事です。

diamond.jp

たしかに、アクティブファンドの中にはインデックスファンドを上回る成績を出しているものも存在します。

しかし、インデックスファンドに勝てるような商品かどうかを見極めるのは初心者には困難でしょう。

私個人の意見としては、投資初心者こそ低コストなインデックスファンドに投資するのがベターだと思います。

投資の知識ほぼゼロで平均点を取り続けられるというのはすごいことです。

 

インデックスファンドも手数料に注意

インデックスファンドはS&P500やTOPIXなどの指数に連動することを目指す投資信託です。

インデックスファンドは指数に勝つことを目指すアクティブファンドに比べて手数料が低い傾向にありますが、それも商品によって様々です。

同じ指数への連動を目指すインデックスファンド同士でも購入手数料や信託報酬に違いがあります。

例えば、私がSBI証券で投資している三菱UFJアセットマネジメントのeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)購入時手数料無料、信託報酬は年率0.09372%以内とされています。(2024/1/20時点)

一方で、同じくS&P500への連動を目指す日興アセットマネジメントインデックスファンドS&P500(アメリカ株式)は購入時手数料は購入時の基準価額に対し3.3%以内、信託報酬は年率0.4785%以内とされています。(2024/1/20時点)

同じ指数への連動を目指すインデックスファンドでも手数料にかなりの差がありますね

仮に購入時手数料3%の商品に成長投資枠の1200万円分を投資しきったとすると、

1200 * 3% = 36万円 の手数料を払ったことになります。

また、信託報酬は日々かかってきますから、高ければ複利効果の足をひっぱります

単純なシミュレーションにはなりますが、信託報酬により投資成績に年利0.3%の差が出ると仮定し、年利4%と年利3.7%でそれぞれ月5万円を20年間積立投資した場合を見比べてみましょう。

 

年利4%での福利運用
出典:Money Journey 積立シミュレーション(money-journey.moneyforward.com)

 

年利3.7%での福利運用
出典:Money Journey 積立シミュレーション(money-journey.moneyforward.com)

20年後の資産額は

  • 年利4%の場合:約1834万円
  • 年利3.7%の場合:約1773万円

その差は約61万円になります。

これを大きいと見るか小さいとみるかは賛否ありそうですが、私個人としては無視できない金額かな、と思います。

このように、同じインデックスファンドでも商品によって手数料や信託報酬が異なり、それによって投資成績に影響が出てきます

できれば低コストなインデックスファンドを選びたいですね。

 

銀行で手数料の高い商品を買ってしまっていたら

銀行で手数料の高い商品を買っていることに気づいたら、
あるいは親が手数料の高い商品を買っていたら、

私ならこうします。

  1. 低コストのインデックスファンドに切り替える
  2. ネット証券に切り替える

低コストのインデックスファンドに切り替える

まずは低コストのインデックスファンドに運用商品を切り替えます。

すでに購入してしまった分はすぐに売却してもいいのですが、NISA口座の投資枠が復活するのは翌年のため、年末まではそのままにして市場に資金を晒しておくというのも良いかもしれません。

ネット証券に切り替える

銀行の利用がネット証券に比べて不利な点は「商品の数が少ない」点です。

銀行によっては低コストなインデックスファンドの扱いがあるかもしれませんが、ネット証券に比べると商品の選択肢は多くはないでしょう。

良い商品がないのであれば思い切ってネット証券に切り替えるのも手です。

ただし、NISA口座は今年いっぱいは変更できないため、新しい口座での利用は来年になってしまうことに注意しましょう。

銀行での口座開設の利点

窓口で相談できる

ネットやWebサービスに馴染みのない高齢者の方などはそもそもネット証券の利用のハードルが高いです。

そのため、そもそも投資を始めること自体が難しいです。

窓口で相談しながら投資できる銀行が投資を始めるきっかけになる、というパターンはあるのではないかと思います。

投資は一般的には運用期間が長いほど有利ですので投資を始めること自体に意味があります。

投資を始めるハードルを下げてくれる銀行はそれはそれで価値があると言えるでしょう。

銀行で証券口座を開設したことに後悔している人がいるようであれば、その必要はありません。

投資を始めたことそれ自体が資産形成における大きな一歩ですし、気に入らなければ変えればよいだけです。

銀行でも、ネット証券でも、投資を始められたことは大きな成果ですね

まとめ

銀行で証券口座を開設して投資する場合の注意点についてお話ししました。

今回、万人におすすめできる一つの投資対象として、「低コストのインデックスファンド」をお薦めさせていただきました。

実際は年齢、子供の有無など、人によって取れるリスクも変わってきます。

高齢の方は債権なんかも選択肢に入るかもしれませんね。

自分の状況を俯瞰し、投資の目的を定めて商品選びをすることがなにより大切ですね。

日本株等、イケイケ相場が続いていますがくれぐれも余剰資金で投資するように心がけましょう。

みなさんのNISA運用がうまくいきますように

 

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