子育てしながらFIRE目指しますが何か?

30代夫婦が2人の子供を育てながらもFIREを目指す

30代前半&子供二人持ち&持ち家夫婦がFIREに必要な資産額を試算してみた

 

こんにちは、あきパパです。
今回は30代前半&子供二人&持ち家の私たち夫婦がFIREするために必要となる資産総額を試算してみました。

FIREに必要な資産総額は?

前回の記事でも少し触れていますが、私たちがFIREするために必要な資産は以下の合算だと考えています。

  • 住宅ローン残高と同等金額の資産
  • 子供2人の教育資金
  • 基礎生活費を賄うための資産
  • 遊びのための資産(所謂贅沢費)

↓前回の記事はこちら

akipapa-fire.com


kosodate-fire.hatenablog.com

住宅ローンについて

前述の通り、私たちは持ち家のマンションで生活しており、その対価として住宅ローンを借りて毎月せっせと返済しています。
ローンの残高は2023年12月時点で約3240万円。

今すぐにFIREしようとするならばこの3240万円をすぐに返済できるだけの資産を持つべきと考えています。
負債は0あるいは「いつでも返せる」状態にあることが安心してFIRE生活を送るための条件だと思うからです。そもそも借金の返済を気にしなければならない状態では「石橋を何度も叩いて渡りたい」という私の性格上、FIREには踏み切れないと思います。

3240万もの大金を用意するのは簡単ではありませんが、これは今すぐにFIREをするならばという前提の場合です。実際のFIREの時期を子供たちが大学を卒業するくらいの20年後くらいと考えた場合、今よりも返済が進んでいるはずですのでそのときのローン残高と同等の資産があればよいと考えます。

ちなみに現在毎月約7.8万円、年間で93万円を返済していますので20年後の残高は、

3240万 - (93万 * 20年) = 1380万円

となっているはずです。
私の住宅ローンは元金均等返済のローンを利用しています。
元金均等返済は金利に関わらず、毎月の支払いの内、元金の返済に充てる額が一定となる返済方式です。そのため、上記の20年後のローン残高の見通しは支払いの滞りなどが起きない限りは間違いのない見通しになります。

20年後に1380万円であれば、私が勤務している会社が提供してくれている「企業型DC」が順調に育てば20年後には1380万円に近い金額になっているのではないかと思います。

※企業型DCとは、会社が毎月掛金を積み立ててくれ、従業員が投資商品の選択などの運用を行う年金制度です。私の勤務する会社では退職金代りにこの企業型DCを提供してくれています。ありがてぇ・・・!!

ただし懸念点があり、企業型DCはiDecoと同様に60歳以降でなれば引き出せません。そのため、FIREしてから60歳になるまで間のローン返済のキャッシュフローをいかに捻出するかを別途考える必要がありそうです。

教育資金はいくら必要か

子持ち世帯がFIREにあたって一番見通しが立てづらく、なおかつ金額が大きい必要経費が「教育資金」かなと思います。何しろ私立に通うのか、公立に通うのか、塾はどうするのか等によってケースバイケースで変わってきますからね。
※ここでの「教育費」は主に学費と塾代とします。その他の習い事や子供を育てること自体にかかる費用は「生活費」として考えています。

私たち夫婦は最悪FIREの道が難しいものになったとしても、二人の子供にそれぞれが望む道を進み、教育を受けれるように資金を用意したいと考えています。

そのため、今はまだ分かりませんが、お金のかかる以下のケースを前提に資金を用意していこうと思います。

  • 中学校は私立
  • 高校も私立
  • 大学は私立理系

子供たちが選択していくことですのでどうなるかは分かりませんが、上記前提で資金を用意すればある程度のパターンは対処可能ではないでしょうか。実際に10年後、20年後、もしそこまで資金が必要なかったなら労働する期間が狭まりますし、必要あればFIREを先送りにして働く選択肢も考えます。

進学は上記の前提で、保険見直し本舗さんの教育費シミュレータを使って子供一人あたり必要となる学費を試算してみました。大学は自宅からの通学を前提に一旦仕送りはなしとします。

1000万円以上って本当!?教育費シミュレーションをしてみよう! – 保険見直し本舗

中学から全て私立に行った場合の教育費シミュレーション結果(※保険見直し本舗より)

一人当たり1604万円の教育費が必要という結果になりました。
予想はしていましたが中学以降私立となると1000万円は余裕で超えてきますね。

これに加えてインフレなどによる学費高騰や塾代等も考慮し、一人2000万円、二人で合計4000万円ほどの教育資金を用意をしようと思います。

基礎生活費はインカムで賄う

私たちが不自由なく楽しく生活していく上で絶対に必要となる「基礎生活費」は高配当株などによるインカムで賄おうと考えています。

経済にショックが起き、株価が一時的に大きく急落したとしましょう。
娯楽費などは我慢して抑えることは可能ですが、基礎生活費を抑えることはできません。資産が大きく減る中でインデックス投資による投資信託をいつも通り切り崩すことは精神上難しいと考えています。
株価が暴落する場面でも株価に比べて比較的変動の少ない「配当金」であれば、暴落局面でもいつもより節制は必要になるかもしれませんが、ある程度は安心して生活することができると考えています。

もちろん、株価の暴落局面では減配したり、無配転落するような企業も出てくると思います。しかし、企業分析を怠らず、安定して配当金を出せるような企業に分散投資すれば「年間200万円もらっていた配当金が次の年では100万円しかもらえない」といった極端な事態は回避できるものと思っています。

必要金額は住宅ローンの返済を除く夫婦2人分の生活費を賄うものとし、ざっくりと月20万円、年間240万円の配当収入を目指します。この金額は今後、家計簿などをつけながらより精度を上げていきたいと思っています。

新NISA制度なども活用しながらの高配当株への投資を前提とし、税引き後配当利回り3.5%を想定した場合、年間240万円得るために必要な資産額は約6860万円となります。

この金額をこつこつ日米の高配当株に投資して積み上げていこうと思います。

遊びのための資産

FIREの生活をより豊かにするためには娯楽費も必要です。日々の小さなお出かけや交遊費は生活費に含める形でインカムで賄いたいと考えています。

それとは別に私たちには将来家族で海外旅行するという夢があります。具体的は

  • 子供が中学生くらいの時に家族4人でオーストラリア旅行
  • 子供が就職後に夫婦二人でクロアチア旅行

を計画しています。上記の資金をインデックス投資による資産形成で用意したいと考えています。必要な費用はプランやその時の物価・為替にもよるのですが、ここはざっくりと500万円ほど用意する計画です。

まとめ:50代前半でFIREするために必要な資産は

以上、私たち夫婦が二人の子供の教育費を確保しつつ50歳前半でFIREするなら、という前提で必要な資産額を計算しました。まとめると以下の資産を用意してFIREを実現したいと思います。

  • 住宅ローン残高に相当する額の資産:1380万円
  • 教育資金:4000万円
  • 基礎生活費を賄うための配当収入用の資産:6860万円
  • 家族旅行用の資金:500万円

合計で1億2740万円が必要という結果になりました。

このうち教育資金と家族旅行の資金は実際は30代、40代で消化しながらという形になりますのでより早期の資産形成が必要ですね。

投資の目的は人それぞれ。「投資の目的を明確に定め、自分に合った投資法で資産を形成し、正しい時期に無駄なく使う」ことがお金を使って人生を豊かにするために大切なことだと感じます。